特徴1徹底した
安全対策

薄くても丈夫!炭素繊維とガラス繊維で強化

2トン/c㎡の耐荷重性。
引っ張り強度は熱線1本あたり300kg

CFボードヒーターは強化材の一種である「炭素繊維」と「ガラス繊維」を基材にしているため、従来の床暖房と比べて「桁違いの強度」があります。
一般的に、フィルムタイプの床暖房は導電部に直接負荷がかかりやすく、強度が足りないと床材や下地材の動きで発熱体が損傷したり、局所荷重によって電気抵抗値が変化し異常過熱を起こしたりすることがありますが、CFボードヒーターは非常に丈夫なためそのようなことが起こる可能性は極めて低く、長期にわたって使用することが可能です。

  • ピアノ

    ピアノなどの重量物を乗せても大丈夫です

  • 道路の融雪

    住宅より過酷な道路下・線路下の融雪装置としても使用されています

耐久性抜群! 特殊な複合フィルムで経年劣化を防止

湿気の多い床下環境にも対応

CFボードヒーターは、経年劣化対策として特殊な複合フィルムを採用しています。床下など湿気の多い環境下では、床暖房の構成部材も劣化が進みやすく、しっかりとした対策を取らないと故障の原因になります。
CFボードヒーターは、耐熱性・電気絶縁性・防水性に優れるフィルムと耐薬品性に優れるフィルムを複層構造にし、更にフィルム同士も接着不良が起きないように熱で溶かして溶融圧着することで導電部をしっかりと守る工夫を施しております。

耐熱性・電気絶縁性・防水性に優れるフィルムと耐薬品性に優れるフィルムを複層構造にすることで耐久性アップ

安全・安心! 異常過熱防止用センサーで過昇温やこもり熱を防止

温度の異常を感知すると
自動的に電流をストップ

CFボードヒーターは、コントローラーによる通常の温度制御とは別に、異常過熱防止用のセンサー(セーフティサーモスタット)を併用しています。約60cm~90cmの間隔で設置されたセンサーが異常過熱を感知すると内部にある接点が開き、ヒーターの電流を自動的に遮断します(一定温度まで下がると自動的に接点が閉じて元の状態に自動復帰します)。コントローラーによる制御系統とは別々に分かれているため、仮にコントローラーが故障して温度制御が出来ない状態になったとしても、温度の上昇を抑えることができます。

各センサー
CFボードヒーター回路図

床暖房で発生するこもり熱という現象

カーペットやクッションなど断熱性のあるものを暖めた床面に置くと、放熱が遮られ床面が高温になる現象を言います。温水式床暖房は温水が常に流れているので現象としてこもり熱が発生しづらく、電気式のPTCタイプ(自己温度制御方式)も温度に対して電流値が変化する仕組みのためこもり熱は起きづらい構造になっていますが、CFボードヒーターを含めた「電気抵抗式」と言われるタイプの床暖房は発熱量は変化しないので、こもり熱に対する安全対策が求められます。

CFボードヒーターの温度制御システム

制御方法 安全機能
通常運転時 コントローラー+メインセンサー ヒーターの温度管理+
12時間消し忘れ防止機能注1
(12時間で運転停止)
異常過熱発生時 セーフティサーモスタット ヒーターの電流を自動的に遮断※温度が下がれば自動的に復旧
注1:12時間消し忘れ防止機能
12時間連続で運転をすると、自動的に電源が切れます。うっかり消し忘れても安心です。

特徴2高効率赤外線の
省エネ効果

メンテナンスフリーでガス温水式よりもお得なコスト

トータルコストを安く抑えられます

CFボードヒーターは超薄型のため熱効率が良く、炭素繊維から放射される「高効率赤外線」の自己発熱効果により、少ない電気容量で高い暖房効果を得られます。
そのため、CFボードヒーターのランニングコストはガス温水式並みに安く、電気式床暖房の中ではトップクラスの省エネです。 ボイラーの交換費用やメンテナンス費用(年間約10,780円)など導入後の費用もかからないため、導入後の費用を含めたトータルコストでは非常に大きなメリットがあります

電熱式床暖房の約半分のランニングコスト!

1ヶ月あたりのランニングコスト比較:8畳間

CFボードヒーター ガス温水式(注1) 電熱式
約3,690円(ヒーター敷設率56%) 約4,870円(ヒーター敷設率74%) 約4,200円または5,200円(ヒーター敷設率74%) 約5,000~6,000円が中心(ヒーター敷設率56%)

注1:高効率潜熱回収型のエコジョーズを使用し、暖らんぷらん+エコ割適用の場合約4,200円、従来型は約5,200円

※諸条件-木造住宅(床下断熱材施工)、耐熱フローリング12mm仕上、1日8時間連続使用×30日、従量電灯B26円/Kwh、スタート時室内温度15℃、コントローラー設定温度レベル4(35℃)

メンテナンス費用の比較(15年使用の場合) CFボードヒーターは0円、ガス温水式はメンテナンス費用140,140円とボイラー交換費用200,000円の合計340,140円
試算条件
  • ボイラーの交換は1回とする(寿命は約10~15年。費用は概算。)
  • 温水式は3年目以降メンテナンスサービス契約制度(10,790円/年間)に加入し、保守点検・整備を行う。ただし、修理等で費用の発生はないものとする
ガス温水式のメンテナンスサービス制度
  • メンテナンスサービス制度とは、専門工事業者により年1回の保守点検、整備を行うサービス。加入者は、修理が発生した際に優遇が受けられる。
  • メンテナンスサービス制度に加入の場合、10年目までの故障については部品代とその交換費用は無償、11~15年目は部品代の上限金額(税込3万円)超過分は有償になります。また、配管設備、床材の撤去・張替などの建築工事に係る費用は、全て有償扱いになります

ランニングコストとメンテナンスコストを合わせたより詳しいシュミレーション

より詳しいシュミレーションについてはpdfをご覧ください。

1 ランニングコスト+メンテナンスコスト  試算例

暖房メカニズムの違い

CFボードヒーターと
一般的床暖房の暖房メカニズムの違い

一般的な床暖房は、「熱伝導」と「空気の対流」の2要素で暖めます。ヒーターパネルから発生した熱が「熱伝導」により床材に伝わり、暖められた床材はそれに接している空気層を暖め、その暖められた空気が対流することで、お部屋全体も徐々に暖められていきます。CFボードヒーターは、この「熱伝導」と「空気対流」の要素に加えて、高効率の赤外線による「放射」で床材や人の体そのものを「自己発熱」させるので、素早く効率的に暖めることができます。

CFボードヒーターは熱伝導+空気対流+赤外線放射。一般的な床暖房は熱伝導+空気対流

赤外線による自己発熱効果

夏場にアスファルトや砂浜などが外気温よりも高温になるのはなぜでしょうか。それは、太陽光線の60%を占めるといわれる赤外線がアスファルトや砂に吸収される時、分子レベルで共振共鳴が起こり、その運動エネルギーが熱エネルギーに変わることで「自己発熱」しているからです。
床暖房の仕上材としてよく用いられるフローリング材やタイル・石なども、赤外線に反応しやすい素材といわれていますが、実は私達人間の体も赤外線をよく吸収する働きをもっています。CFボードヒーターから放射される近赤外線が皮膚の下の温度受容器(温かさを感じる部分)を直接刺激するとともに、遠赤外線が皮膚の表面付近で吸収されてじわじわと深部に温かさが伝わっていきますので、従来の熱伝導方式よりも早い温感となり、じんわり体を温めることができます。

CFボードヒーター

特徴3高効率赤外線の
健康効果

血行促進効果、代謝の活発化

冷え性の女性、
シニアの方にオススメ!

赤外線は別名「生命と健康の光線」と言われ、人間の体は赤外線をよく吸収する働きがあます。吸収された赤外線は体内温度を上昇させ、血液の循環を良くし代謝活動を活発にします。高効率の赤外線は体の芯までじっくりと暖めるため、とても冷えにくく、冷え性などの改善には特に効果的と言われています。
また、空調設備とは違い乾燥しにくく空気を汚さないので、乾燥肌でお悩みの方にもぴったりです。

赤外線で足先から温めて血行促進!!

フローリングに座った家族。

高効率赤外線放射体とは

赤外線領域を幅広くカバー

赤外線は、波長の長さにより、近赤外線、赤外線、遠赤外線と3つの領域に分類されます。それぞれの波長領域をどれだけ放射するかによって高効率赤外線放射体、遠赤外線放射体、低効率赤外線放射体の3つ分類されますが、CFボードヒーターはすべての赤外線領域を幅広くカバーしているため、高効率赤外線放射体と判明しています。

分類 近赤外線 赤外線 遠赤外線
高効率赤外線放射体 高い 高い 高い
遠赤外線放射体 低い 低い 高い
低効率赤外線放射体 低い 低い 低い
  • 赤外線領域
  • CFボードヒーター赤外線分光放射率
  • CFボードヒーター赤外線分光放射出力

高効率の赤外線は、体を温めるのに最適!

CFボードヒーターは
体の外側と内側から同時に暖めます

水分子は赤外線をよく吸収する性質があります。人の体の約70%は水分ですので、赤外線で暖めるには非常に良い対象と言えます。また、人の体の部位によっても反応しやすい赤外線の波長領域が異なりますので、近赤外線から遠赤外線まで幅広い領域を網羅する「高効率赤外線放射体」が最も効果的です。

外側と内側から同時に温めるので
血行促進に効果的!

体の外側と内側から同時に温める
遠赤外線
約90%が皮膚表面付近で吸収され、熱は徐々に深部へ到達。
近赤外線
皮膚下の深部まで到達して温度受容体を直接刺激。内部から発熱。

防湿効果、防菌防カビ効果

赤外線による除湿作用

高効率赤外線には湿気を取り除く効果があります。昔からの生活の知恵で、湿気対策として押入れや畳の下に「炭」を置く風習がありますが、これは「炭」から放射される高効率の赤外線による除湿作用によるものです。 「湿気」の多い場所には、カビが発生します。そして、ダニはカビを食べて繁殖します。ダニやカビはアトピーや喘息の原因にもなりますので、健康で快適な生活を送るためには調湿はとても重要です。

畳の下地に塗り炭した施工事例

畳の下地に塗り炭

炭