CFボードヒーターは、世界で初めて炭素繊維を発熱体とした赤外線床暖房です。強度に優れ、高効率の赤外線を放射するという特性を活かし、従来の床暖房では解決できなかった問題点や弱点を克服しました。CFボードヒーターの優れた発熱効果は公的機関(東京都立工業技術センター)でも実証されており、日本をはじめ、韓国、アメリカ、ドイツの4カ国で特許も取得しています。
床下に設置された床暖房パネルは、一般的に床材を剥がさない限り修理や交換ができません。CFボードヒーターは、施工後のトラブルをいかに防止し、どうしたら長期使用に耐えられるかということに重点を置き設計されています。
CFボードヒーターは、JR通勤型車両の床暖房や新型新幹線グリーン車座席のレッグウォーマーにも採用されています。厳しい安全基準と高い技術水準を持つ鉄道車両の安全輸送、快適性向上の一翼を担っています。

CFボードヒーターは、非常に質の高い赤外線を放射する「高効率赤外線放射体」に分類されています。赤外線は、別名「生命と健康の光線」とも言われており、ひなたぼっこをしているようなやわらかい暖かさで体を芯からじっくりと暖めます。
CFボードヒーターは「0.7mm」の超薄型ですので、床の高さを出来るだけ抑えたいお客様には最適です。既存のフローリングを剥がして、新規にヒーターとフローリングを施工すればリフォーム前と床の高さを変えずにバリアフリーの床暖房が可能です。また、既存床を撤去せず、その上から新規にヒーターとフローリングを施工する増張り工法により、短工期かつ低予算で工事を行うこともできます。さらに、ヒーター厚み分のレベル調整が不要のため、下地調整にかかる材料費(ダミー合板や釘、接着剤等)と工事費がかからず、結果的に初期の導入コストを低く抑えられます。
- 既存のフローリングを剥がして新規にヒーターとフローリングを施工。
リフォーム前と床の高さを変えずに施工できます。
- 既存のフローリングの上からヒーターとフローリングを施工。
既存床の撤去が不要なので、単工期かつ低予算で施工ができます。
6mm厚のフローリングを使用すれば、最小限の段差に抑えることができます。
無垢フローリング材は熱や湿気の影響を受けやすく、反り・目隙きなどの現象がつきものです。CFボードヒーターは、赤外線効果により低温でも暖めることが可能です。さらにフローリングに含まれる水分を均一化する働きがあるので、反り・目隙きの現象を最小限に抑えることができます。また施工面においても接着剤と釘でしっかりと下地に固定できますので、無垢フローリング材との組み合わせには最適です。(ただし、床暖房用のフローリングを選定してください。)
CFボードヒーター | 従来の床暖房 | |
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ヒーター表面温度 | 低め~高め | 中温~高め |
赤外線による水分の均一化 | あり | なし |
接着材 | 全面接着 | 部分接着 or 全面接着 |
釘打ピッチ | 151mm間隔 | 303mm間隔 |
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